日独デジタルユースサミット2021
2021年も新型コロナウイルスの影響で私たちの交流プログラムはオンラインで開催されました。今年の交流プログラムは日独交流160周年に焦点をおきました。二国間の交流はすでに長い友好関係を持っていますが、それはどのように、政治、社会、環境に影響を与えたのでしょうか。単独ではなく、日本とドイツが協力すべき点はどこにあるのでしょうか。以上のような問いに対して、参加者は「共通の課題に取り組もう:日独友好の過去、現在、そして未来」というテーマのもとで答えを探りました。
プログラムは2021年10月23日から11月7日の週末に開催され、40名の日独の若者がオンラインで集まりました。例年どおり、参加者は異なる視点から全体テーマについて議論します。今回は政治、環境、社会の3つのグループごとに活動し、各グループの成果は記念文集にまとめました。自己紹介ゲームやパブクイズといった様々なスタイルで、オンライン上で交流を楽しみました。
ANTHONY NACH ZITATTAFELN FRAGEN
【プログラムの日程】
10月23日(土):日独デジタルユースサミットの開始
10月24日(日):グループワーク
10月30日(土):グループワーク
10月31日(日):ハロウィーンイベント(任意参加)
11月06日(土):グループワーク、最終発表会の準備
11月07日(日):最終発表会
各グループのテーマ
政治
政治グループでは、ドイツと日本の政治状況の違いについて意見交換したいと思います。特に市民参加に焦点を当てます。そのために、若い政治家や活動家、そして政治財団や政治団体の方とお話しします。さらに、日本とドイツで本年実施される選挙は今後の日独関係にどのような影響を与えるのか、また、この十年間の国際政治にどのような課題があるのかを分析したいと思います。
社会
私たちの社会を構成しているものとは何でしょうか?あなたは、一人の人間として、社会の中でどのような生き方をしたいと考えますか?今日では、社会のデジタル化が進み、学び方、働き方、私たちを取り巻く環境は、より多様なものになっています。
日本とドイツの社会の間には、相違点と類似点があります。例えば、就職の仕組み、生涯学習の在り方、社会が生み出す固定観念による圧力、といった点です。
社会グループでは、このような点について向き合い、私たちが将来の社会における課題にどのように対応すべきか、という問いに繋がる答えを探したいと思います。
環境
日独交流160周年、共通の問題と解決策ー私たちの環境はどうでしょうか。現在、気候変動、都市の大気汚染、海洋生物の乱獲、ゴミのリサイクル問題など、様々な問題が発生しています。これらの問題の解決策として、再生可能エネルギー、環境に優しい交通機関、代替食、アップサイクル、そしてゴミを出さない包装が注目されています。このような変化に直面すると、将来にどうやって移動するのか、何の物質からどのようにエネルギーを得るのか、どのようにライフスタイルを変えていくのか、という質問が出てきます。
あなたは未来の包装のあり方や私たちの食生活はどうなると思いますか?ドイツと日本はどのように協力し続けることができるでしょうか。環境グループでは、これらの問いに「家で自分でできること」に取り組みながら、議論を深めたいと思います。